“酵素が体にいい”ということはなんとなく知っているという方は多いのではないでしょうか。テレビや雑誌、芸能人のブログなどでもよくみかけるワードですからね。そんな酵素ですが、今ダイエット業界ですごく話題になっています。ということはダイエットに期待できるということは想像できるのですが、具体的にどのような働きをするのかまでは知らないという方が多いのではないでしょうか。酵素について調べてみましたので気になるその働きについて迫ってみます。
酵素には体内酵素と食物酵素の2タイプがある
「そもそも酵素って何?」と思われている方は多いでしょう。酵素はタンパク質の一種で、人間の体に欠かせないものです。約2,400種類もの酵素が存在し、私たちの体の中で活動していると言われています。酵素は大きく分けると『体内酵素』と『食物酵素』に分けられます。体内酵素は私たちの体の中に“もともと”存在する酵素で、毎日体の中で作られています。食物酵素は食品の中に含まれる酵素のことです。私たちがよく言う酵素とは、酵素が配合されたサプリメントやドリンクなどの食物酵素のことです。
体内酵素はさらに2つの酵素に分けられる
実は体内酵素もさらに2つに分けられます。その2つというのが『消化酵素』と『代謝酵素』です。消化酵素は食べ物を消化する酵素で、日々の排泄のために欠かせない酵素になります。代謝酵素は体の新陳代謝を高めたりすることで有名ですが、他にも、自然治癒力や免疫力を高める働きがあると言われています。代謝酵素には食事から吸収した栄養をエネルギーに変換させる働きもあります。このことから、酵素を摂ると太らない・ダイエットできるというイメージが生まれたのでしょう。
食物酵素は食材から摂れる酵素のこと
先述したように『食物酵素』は食材から摂れる酵素のことです。酵素は熱に弱いものだと言われているので、食材から摂る場合、熱に通されていない状態、つまり、野菜や果物などの生の食材から摂取するのが理想です。熱に弱いことから炒めものや煮物などの料理から酵素を摂取することは極めて困難だと言われています。食物酵素は消化を促す働きがあるため、働きは消化酵素と似ています。ただし、消化酵素と代謝酵素では消化酵素のほうが優先されるため、ダイエットに活躍してもらうには、食物酵素をたくさん摂ってあげることにより、代謝酵素の働きを高めることが大事になります。代謝酵素の働きを高めることで体の新陳代謝を高める=痩せやすい体を作ることができます。
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